【ドイツ語文法】動詞の活用は人称代名詞と時制次第とは?【日本語解説】

ドイツ語

ドイツ語の学習を始める際に必ず覚えなければいけない動詞の活用。

にこ教授
にこ教授

動詞は人称代名詞と時制によって変化するんだけど、原型から程遠い単語になることも多いんだよ。例えば動詞の”sein”※は一人称現在形で”bin”になっちゃうんだよ。※英語のbe動詞と同じ意味の単語です

人称代名詞?時制?一人称現在形?・・・これドイツ語以前に日本語からすでに理解不能だわ・・・(死)

たしかに、人称代名詞やら時制やらと言うワードは、語学を勉強するときにスタートからつまづく要因の一つだな。

業界用語のような意味不明な文法言葉の解説からしていくとしよう!

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人称とは

一人称・二人称・三人称とは

にこ教授
にこ教授

「私(一人称)」「君・あなた(2人称・単数)」「彼・彼女・それ(3人称・単数)」などの人や物を指す時の代名詞です。

一人称は、自分自身のこと、つまり話している(書いている)張本人を指します。

にこ教授
にこ教授

私、俺、おいら、僕・・・日本語の一人称はたくさんあるね。

英語は”I”だけだし、ドイツ語は”Ich”だけだよ

二人称は自分と話している相手、つまり話している(書いている)人に対して、聞いている(読んでいる)人を指しています。

にこ教授
にこ教授

君、お前、あなた、が二人称だね。

ドイツ語では「君」とか「お前」とかのタメ口っぽい表現として”du”と使うよ。

「あなた」と言う丁寧な意味になる二人称は”Sie”だよ

三人称は自分でもないし、自分と話している相手でもない人を指します。人でなく物に関しても三人称は当てはまります。

三人称は「彼女」とか「彼」だね!

物に対しても言えるから「それ」とも言えるね!

ドイツ語だと彼女は”sie”、彼は”er”、それは”es”だ!

単数と複数

また、一人称単数、三人称複数〜など単数と複数について説明します。

単数とは、単体のもの、つまり一人(ひとつ)のことを指します。

複数とは、複数人のことを指します。

だから一人称単数は私たった一人を指しているし、一人称複数は私を含んだ複数人のことを指します。

例えば私が一人で富士山登山を決意したら

私

私は富士山に行きまぁす!!

と、一人称単数の「私」と表現します。

さらに別の例として、私が我が家総出で息子の運動会に行く予定を誰かに宣言するなら

私

私たちは息子の運動会に行きまぁす!!

と、「私たち」と表現しますよね。これが一人称複数です。

他の人称に当てはめても全く同じで、三人称単数の「彼女」が野球をしようと思い立って、「彼女」含めた複数人で野球をするなら三人称複数の「彼女ら」になるわけです。

さらにさらに、その「彼女ら」の野球に「私」が参加すれば「私ら」ということになるので一人称複数になるんですね。

にこ教授
にこ教授

人称は常に自分視点で動いています。私は世界の中心〜。

代名詞とは

例えば、あなたの恋人の話を友人にする時、いちいち名前を出して話をしていたら面倒ですよね。すっごく長い名前だったらもっと面倒くさいです。

ねぇ聞いて、僕の恋人のヨハン・シュトライステンコモリ19世がね、昨日風邪をひいちゃったんだよ。だから僕はヨハン・シュトライステンコモリ19世の家に看病しに行ったんだけど、ヨハン・シュトライステンコモリ19世の家の玄関でヨハン・シュトライステンコモリ19世が倒れてたんだよ!!

もう、会話の内容より、名前しか入ってこないですね。

そんな時、この名前の代わりをしてくれるのが代名詞です。

ヨハン・シュトライステンコモリ19世を「彼」に置き換えるだけでとてもスッキリします。

代名詞とは、人の名前(固有名詞)の代わりに活躍してくれる名詞です。

「彼/彼女/あなた」など、人の名前に代わってくれる名詞を人称代名詞というので、覚えて起きましょう♪

ドイツ語の人称代名詞

ドイツ語の人称代名詞は下の表のようになっていて、動詞はこの人称代名詞によって活用(変化)します。

人称代名詞ドイツ語
ich
du
er
彼女sie
それes
私たちwir
君たちihr
彼ら/彼女ら/それらsie
あなた/あなた達Sie

ドイツ語の単語を見て「あれ?」と気づきましたか?

人称代名詞に関しては別のページで詳しく解説していきますね!

時制とは

にこ教授
にこ教授

時制は、動詞の表す動作・作用の時間関係を表します。

「それはいつ起きたことなのか」をわかりやすくするためにあります。

大きく3つに分類すると過去・現在・未来ですね。

文法的にはこれを「現在形」「過去形」「未来形」と言う風に呼んでいます。

動詞の形を変えることによって、その事実が起きた時期を推測したり、特定することができます。

・私はリンゴを食べた

・私はリンゴを食べる

この2つの日本語の文章を見て、過去におこったことなのか、今起きていることなのかは分かりますか?

・私はリンゴを食べた←過去に起こったこと

・私はリンゴを食べる←今起きていること

日本語に置き換えると簡単ですね。

これがドイツ語では動詞の活用(変化)によって時制が理解できるんです。

まとめ

いかがでしたか?今回はドイツ語動詞の活用は人称代名詞と時制次第と言うお話でした。

文法書を読みこなすには、契約書を読みこなすのと同じくらいの語彙力が時々必要ですね。

ドイツ語を勉強したいのに日本語から勉強かよ。。。と思うかもしれませんが、やはり母国語なので一度納得してしまえば後は簡単ですので、今のうちに理解しておきましょう!

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